1、Companyって、「会社」じゃないの?

皆さんは「Company」という言葉を聞いた際に、何が思い浮かびますか?もちろん、会社という言葉が出てくると思います。

しかし、それだけではないのです。Companyには「仲間」、「交際」という二つの意味が、「会社」以外に含まれています。

 

例文:Let me introduce my company.(私の仲間を紹介しましょう。)

 

いったいなぜ、このようなことになっているのでしょうか?
今週は「Company」という一つの単語に絞って、考えていきたいと思います!

2、パンを食べる仲間?

Companyという言葉には、実は三つの意味が隠れて込められています。
Com「共に」pan「パン」y「食べる」という意味です。Companyの本来の意味は、「ともにパンを食べる仲間」という意味なのです。

これはラテン語から変化した末に英国へと伝来した言葉だそうです。類語としてはCompanion【友・連れ】があり、概ね同じ意味を持つ言葉として知られています。 ほかにも

accompany→添える、同行する

頭の「ac」は、「~に向かって」という意味を持ちます。

keep company→会社を維持する

companyを「会社」という意味にした場合です。経営の維持といった意味合いが強いでしょう。

for company→寂しいときの相手になる

「一人で寂しいときに」使う言葉となります。話し相手といったニュアンスが強いでしょう。
 
 
このような言葉があります。どれも「一緒に行動する仲間」という意味が根幹にあるので分かりやすいですね。

例文:She has a dog for company.(彼女の寂しいときの相手は犬だ)

 

3、パンを食べるのは大事なこと!

では、なぜ「共にパンを食べる」ことが仲間だということになるのでしょうか?それには西洋が持つ、キリスト教の慣習に理由がありました。

キリスト教のミサにおいて、パンはキリストの体と同じものとして扱われ、非常に大きな意味を持ちます。それ自体の意味は宗派によって異なりますが、共通の意味合いとして、「神のもと、ミサで結束する」というものがあります。一つのものを口にして、仲間を確かめるということですね。

 

例文:The Lord, Jesus Christ picked up a piece of bread and said(主、イエスキリストは一切れのパンを手に取り、こう仰せになりました)

 

ミサではこのような言葉が、よく牧師、神父から言われます。「ともにパンを食べる」ことは、とても大切なことなのです。

4、まとめ

したがって、「Company」は単に会社ということではなく、「一緒に行動する仲間」という意味合いが本質なのです。

例文:Thank you your company!(貴方の仲間たちに感謝!)

このイメージを持っておけば、英会話でも使えること間違いなしですね!

 

 

英語を話して、新しい「仲間」を見つけよう!

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